3月20日に開催しましたシンポジウム第3部での質問に出来る限りお答えいたしますが、 質問によっては回答にお時間がかかること、R・S・C独自での回答が難しいものもあります。ご理解のほどお願いいたします。



福島大臣との対談での発言について

特定の被害者を狙いとした DV と、無差別テロとの間には、本質的な違いがあるこ と、ご指摘のとおりです。しかし、被害者に対して、デリケートな精神神経的な ケアーが必要とされるという点では、共通のものがあり、福島氏は、こうした文 脈の中で、共通性を指摘していますので、この点をご理解を頂ければ幸いです。 テロ被害者特別法の立法をという意見には惹かれるものがありますが、幸いにし て、あのサリン事件から15年、大規模な無差別テロは発生しておらず、秋葉原 事件を含む無差別殺人事件などについては、犯罪被害者給付金制度の充実と、私 どもが主張している、官民の提携による被害者ケア制度の確立が優先課題になる と思います。また、地下鉄サリンのような大規模な無差別テロについては、一般 的な対策法で望むべきではなく、事件ごとの特性を大切にした、事件ごとの特別 立法で臨むべきであるという見解もあり、選択に迷うところです。ご意見は、十 分に尊重させていただきます。 生命保険の問題については、必ずしも入れないというわけではないことをご理解 ください。要は、保険契約時の健康状態の問題であること、木村がシンポジウム の席でお答えしたとおりです。 給付金で終わりにしてはいけないということこそ、私たちの主張の中心であり、 シンポジウムの目的も、その点を再確認することにありました。言い尽くせな かったところがあったとすれば、お詫びいたします。

理事長 木村晋介

“被害者の会”代表との関わり

高橋シズエさんの主催する被害者の会は、被害者の方々が中心となり、被害者同 士が共助していくことを理念としています。この団体と私どもの、RSCとは、協 力的な関係にあり、10年目のときには、実質上の共催で、シンポジウムを成功 させています。わたくしどものRSC は、被害者を支援することを目的とする、支 援者中心の団体で、主として、被害者に対する、心身両面での健康診断を実施す ることを目的にしています。2団体が共存することによって、被害者支援システ ムの充実が図れると思います。

理事長 木村晋介

事務局からの補足回答です。

生命保険加入に関しては、大手生命保険会社4社に確認いたしました。保険加入は各社の対応が全て同じということではないようです。一致しているのは現在の健康状態での加入の可否であること、契約時に過去2年以内、(3年以内もある)、5年以内の健康状態の告知が必要だということです。 サリンの被害に遭った ということだけで 加入を断られることはないと お聞きしました。ですからサリン被害に遭われても現在、病院などに通院されていなければ加入は出来ます。また、後遺症の自覚がある方でも(手足のしびれ、頭痛など)会社の判断で加入も可能であるとのことです。(この場合は過去の給付歴などは調べるそうです)サリン被害者と被害に遭われていない方が保険加入で差別されることはありません。もし、 サリン被害に遭ったと言う事だけ で生命保険の加入を断られた人がいましたら事務局までお知らせください。



給付金請求への回答

平成20年12月に施行されました「オウム真理教犯罪被害者等給付金」申請につきましては、個別に相談をお受けいたします。事務局までご連絡ください。また、申請をしてから長く連絡がない場合は直接、警察庁、警視庁へお問い合わせくださっても結構です。

ここに掲載されている回答の元になっているご質問は
下記ブログに掲載されています。

地下鉄サリン被害者の声

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