特定非営利活動法人(NPO)リカバリー・サポート・センター(R・S・C)は犯罪や事故、災害などで被害を受けた方たちとその家族の方々をケアーしていく組織です。

R・S・Cにとって、1994年の松本サリン事件と1995年の地下鉄サリン事件はもっとも大きな出来事でした。長野県松本市で約600名、東京の地下鉄サリン事件では約6000名の方々が被害を受けました。しかもこれらの被害者の方々の多くが事件から数年経過してもPTSD・頭痛・手足のしびれ・視力低下などの後遺症で苦しんでいました。

後遺症をケアーし、治療の支援をしていくために、私たちが行ったのがサリンの被害に遭われた方々への検診(毎年1回)でした。この検診では、サリン事件が起きた時から各病院で被害者の方々の治療をされていた医師や看護師・検査技師、心理師の方々がボランティアとして参加し、医療面で支え続けてくれています。

私たちR・S・Cは、被害者学としての研究や、組織的ネットワーク化を押し進めることよりも、被害者の方々が後遺症によって悩み、苦しんでいる現実を少しでも軽減していきたいという思いからスタートしました。

世の中を見渡せば、事件や事故、災害などで困っている方は大勢おられます。微力ながら、私たちの活動が理解され、1人でも多くの方をケアーして行くことの出来る組織になれれば、と考えています。



事件後より

年1回被害者ケアのための無料検診を、都内他3ヶ所にて6日間実施。
平成14年3月 NPO法人として認証を受け活動を続ける
平成15年4月 医師団と被害者(参加希望者)による初めての交流会を実施。
平成15年9月 一般参加を呼びかけシンポジウムを開催。
平成16年5月 厚生労働省へサリン被害者後遺症ケア制度「手帳交付」集団申請を実施。第1次申請者57名分を提出する。
平成16年7月 松本市長へ被害者ケア充実の要望書を提出する。
リカバリー・サポート・センター
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-15-6 オリエント新宿204号

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